韓国サムスンが下方修正!たった2カ月で姿を消したGalaxy Note7の発火はICが原因か?

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韓国サムスン電子は、Galaxy Note7の発火事故が次から次へと相次いで起こったことについて、日本でもNTTドコモが取り扱うことになっていたのだが、どうも、その予定も無くなってしまう可能性が大きい。

発火を起こしたNote7に搭載しているサムスンSDI製の電池は、中国のアンペレックス・テクノロジー・リミテッド製だ。交換品でも発火してしまう場合もある。

電池の発火事故を起こしたGalaxy Note7については生産も終了している。同機種は無償の修理と回収などのリコールを行っては、誠意を見せた。

今回のトラブルを重く見たアメリカは、消費者に飛行機内でこのGalaxy Note7を使うことを辞めるように伝えた。

発火問題が起きたのは、早く生産して発売したいと焦るあまりに起きてしまった。利益が落ちたばかりではなく、信用まで落とすこととなってしまった。

また、専門家は充放電を制御するICにトラブルがあるから、発火につながったのでは?と語る。

サムソンと言えばDVDプレイヤーなどの家電製品も手掛けているが、中国メーカーの低価な家電製品に対抗する為に色々と工夫して安くはしているが、スマホは高価価格を強化していた。

新モデルがたった2カ月で消えてしまったサムスンでの売り上げは、5割ほどがスマホによるものだ。

2013年の事業利益は2.5兆円ほどあったが、2015年には9100億円にまで落ち込んだ。2016年の第3四半期の決算の速報値を修正し、2400億円もの営業利益予想を下げた。

経営悪化した2014年には会長のイゴンヒが倒れてしまい、現在はイジェヨン副会長が指示をしてサムスンの経営再生を図っている。

離れてしまった信用を取り戻すには、誠意を込めたスマホを生産し、発売するしかないだろう。

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