シソンヌじろうは、黒縁眼鏡が印象的なコメディアンだ。NHKの『LIFE』では女装をし、ムロが演じる俳優のおっかけをする大柄な女性の役を演じている。
若くて可愛い女性ファンに敵意をむき出しにし、「ちゃんとしてえ~」と注意するが、最後は自分が1番その俳優にとって鬱陶しい女になるオチが面白い。
近頃は、色々なバラエティ番組に出ているが、イラッとさせる人の真似をするのがとにかく上手い。
それもそのはず。お笑い芸人のまちゃまちゃが暴露するには、プライベートでのじろうは、女がいればとにかく口説く。そして、必ず手を出してしまうんだとか。
まちゃまちゃの友人にまで手を出すほどで、女グセはかなりのもの。
更に、性格も最低で、売れる為に働いていた新聞社の社員に『シソンヌが中高生に人気のわけ』なる記事を書かせている。
そんなシソンヌじろうは、青森県にある県立弘前高等学校を出ている。この学校は偏差値が68という頭が良い学校で、卒業後は関西外国語大学の短気大学部へと進学した。
実家は蕎麦屋で、80年以上もの歴史がある老舗。きっと、美味しい蕎麦を食べて育ったから、勉強ができるようになったのかもしれない・・・・。
とにかく演技が上手い彼は、その演技で人を惹き付ける。ドキドキしてしまうほどのリアルな表情と動きは素晴らしい。さすが、演技派芸人と言われるだけはある。
だから、連続ドラマの『まれ』や『ニーチェ先生』にも出れたのだろう。
監督の草野翔吾に選ばれてはマネージャーの役をこなした。
やたらと驚くベテランスタイリストからも分かるように、じろうはファッション店員や芸術家の真似が上手い。
ヘラヘラと喋り、オトボケの顔をするのだが、思わず「いるいる!」とテレビに向かってツッコミたくなってしまうのだ。
身長が179cmもあるから、女性の役をやると迫力がある。きっと、本名も優しい名前なのだろうと思いきや、大河原次郎というコテコテの男らしい名前なのだ。
2014年のキングオブコントで優勝した時には、給料が20万円だったとか。
年齢も35歳だったとは、かなり遅咲きだ。普通なら途中でお笑いの道を断念してしまいそうだが、そこはネバネバする強さがあるから乗り越えられた。
本当なら大学を卒業した後は英語関係の仕事がしたかったというあたりは、通訳の仕事でもしたかったのだろう。