SMAPの中居正広と木村拓哉はずっと仲が悪いと噂が絶えなかった。実際にテレビ番組に出ているこの二人は、まったく目を合わせることもなく、話しすらろくにしないこともあった。
でも、そんな二人も、デビュー当時は、同じポージングをするほど仲が良かった。30年近くもジャニーズとして働いているこの二人は、ずっと一緒にいた時間が誰よりも長かっただけに、ズレが生じてきたのだろう。
中居がソロでパフォーマンスをする時に、後半疲れて座ってしまい、踊れなかった。普通なら「大丈夫だよ」と声を掛けてあげるのだろうが、舞台裏ではそんな中居に木村がキレて叫んでいたという。
ステージ上で中居が手を繋ごうとしても木村は拒み、27時間テレビでは「木村、並んで行こう」という誘いをずっと無視している。
1992年にはホテルで殴り合いの喧嘩をしているのだが、この喧嘩の原因が売れてきた木村が天狗になっていたから。他のメンバーもそんなところが気に食わないと、中居が代表して木村をシメに行ったのだった。
確かに、グループの中でも人気がある木村は、当時はドラマに引っ張りだこであった。でも、売れれば売れるほどメンバーと距離が広がっていった感は、ファンでなくても見てとれた。
木村は40代になってもエステのCMでダンディズムにキメているが、中居は老けた感が隠せない。中年腹になり、二重跳びもたったの2回しか出来ない。
ストイックに自分を磨き上げ、いつでも格好良く仕事をこなせる準備をしている木村の方が、なんだか芸能界で生き残れるような気がする。
後輩の嵐の方が人気が出てしまい、このおじさんグループは人気も低迷している。
中居はどうも元気がないが、木村と同じように演技も司会業も出来るから、ジャニーズから引退しても、色々な事務所から声は掛かるらしい。
芸能界を引退するのでは？とファンの間でも中居の噂は絶えないが、残りの3人のメンバーが芸能界に残れる為にも、当分の間は引退しないのだろう。