中国では、覚醒剤についてとても厳しい国として有名だが、持っているだけでも重罪となってしまう。それがたとえ外国人であろうとも、厳しい罰が言い渡されるのだ。
日本人も中国で覚醒剤を売買したとして死刑になっているが、日中交正常化の後に執行されたのは7人で、その7人目の日本人の死刑が執行された。
この日本人は50グラム以上もの覚醒剤を密輸と運搬したとして、中国で最も重い最高刑が下された。
近頃は、中国で美人が次々と死刑になっている。この美人達の多くが彼氏に頼まれて覚醒剤を運び、捕まっているという。
なぜか美人ばかりが利用されるが、かえって目立つから、覚醒剤の運び屋には向かないのではないか。
そんな中国での死刑で気になるのが、その処刑方法だ。縄で縛られた女性を野外で一列に並べ、銃で狙いを定めて撃つ。驚くことに、7人も並べ、一斉に撃って処刑してしまうのだ。
罪人には厳しい中国では、昔から厳しさのある刑罰を与えていた。男根を切り落として罰したり、手足に鎖を付けて牛や馬を勢い良く走らせて四股を引き裂く刑なども存在した。人々が集まる中心部で柱に括り付け、胸や脚の皮をナイフで削ぎ落とす刑もつい最近まで行われていた。
罪人を逆さ吊りにし、頭の下で炭を焼いて火で炙る痛々しい拷問まである。
中でも、ジワリジワリと囚人を苦しめていくのが『立枷』だ。穴から頭を出して囚人を立たせる。片足を後ろに固定して中で動けないようにし、その状態で人前にさらしておく。夜も昼もずっとその状態で立たされているから、寝ることもできない。
足元には石が幾つも重ねられているが、毎日1枚づつ抜かれていけばだんだんと足が届かなくなり、しまいには首吊り状態となる。
なんとも中国の処刑は奥が深いものだ。