綾小路きみまろが『きみまろ「夫婦川柳」傑作選』が文庫本を出版をした。五・七・五の川柳ばかりが載った文庫本だ。
「トランプに 負けたダンナが スランプ」とか、「我が家では 序列も財務も 妻が上」「ジョーカーを ヒラリ~とかわす ウチの嫁」という川柳が載っているとか。
どうも、きみまろの川柳は、女性の方が強い立場のものが多いようだ。
綾小路きみまろの本名は假屋美尋は、1950年12月9日生まれ。鹿児島県出身。
彼の名言はとにかく面白い。人をよく観察しているからこそ、生まれる名言でもある。特に、中高年を観察し、彼なりの名言を生む。
「とりかえしのつかない三段腹、こんな体に誰がした」
「すっぴんとすっぽんぽんの嫁が怖い」
とこちらはどうも中高年女性を皮肉った名言が多い。
次は旦那を皮肉った格言をどうぞ。
「旦那の性格、頭と同じくらい明るくなればいいのに」
「会社のために手となり足となりクビとなり」
とどうも奥さんが旦那を腹の底で笑っているものばかり。
「新婚時代は手を取り合いながら生きてきました。
あれから40年
今は財産を取り合いながら生きています」
って、本当に時と共に夫婦の性格も根性も変わると分かる名言をきみまろはサラリと言うあたりが面白い。
何か人生で悩んだ時、行き詰った時には、
「人間なんて所詮、おしめに始まり、おしめに終わる」
と明るく言っちゃうきみまろの文庫本を読んでみてはいかがだろう。
家は河口湖の近くにあり、敷地内にあるアンティークカフェの『 あうん亭・きみまろ茶屋』ではケーキやあんみつなどが食べれる。日替わり限定でランチを提供している。
『るりびょうたん』では、色々なグッズを売っており、お煎餅、ワイン、Tシャツなど、色々なきみまろグッズを販売している。
帰りはきみまろの漫談CDを聴きながら河口湖の自然を見て、ドライブを楽しんでみてはいかがだろうか。