たばこが値上がりするかもしれない。自民議連が受動喫煙防止の対策のため、山本東昭子元参院副議長が、たばこ税の増税を菅義偉官と会って申し入れしたのだ。
山東参院副議長は、2020年には東京五輪やパラリンピックが開催されるが、国民が受動喫煙で病気にならないためにも、たばこの喫煙を防止する対策を考えたのだ。
そのためには、たばこを買いにくくする対策を考えたのだが、それが、1箱の価格を1000円以上にすること。
現在は400円から500円ほどの価格のたばこが多いが、20年前から比べれると100円以上もの値上げがされている。30年前には200円台のたばこが多かったから、買いやすさも手伝って、多くの人が気軽に買って吸えたものだ。
日本たばこ産業の発表によると、29.7%もの全国喫煙者がいるが、この数も1年も前に比べると1.3倍ポイントも低下しているという。
健康意識が高まっているし、たばこを吸える場所が少なくなっていることも禁煙する人が増えているところだろう。
たばこは肺がんや喘息にもなりやすく、健康被害も起こりやすい。煙は周りの子供やお年寄りなど吸わない人も巻き込んでしまうところも怖い。
JTも近頃はたばこを製造するラインを減らしている。病院でも禁煙治療を行うことを考える。そこに価格が1000円にもなれば、消費者も離れていくだろう。
そんなたばこで1番高いものといえば、”トレジャラー・ブラック”だ。2100円とは実に驚きだ。ちなみにパイプ煙草では、コーネルディール・パイレートケーキの13800円が1番高い。
また、日本で売れているたばこは『セッター』で、独特の甘さがあるのが特徴的。次に『メビウス』で、クセがなくて吸い易さが人気。
3位には『ウィンストン』がランクイン。パッケージがモードを感じるほどおしゃれで、ドレスアップした時でも吸えるようなワンランク上の上品さがある。女性に支持されているのは、バニラの香りやビターチョコレートの香りを楽しめるところだ。
ただ現時点ではあくまで案を提出しただけ。
今後のたばこ業界はどうなるのか、行方が気になる。