こんな職業あったの!?ねずみの死骸もわかる鼻が敏感な臭気判定士の悲しい職業病

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臭気判定士なる仕事があるのだが、この判定士は毎日色々な臭いを嗅いでいる仕事なだけに、どうも、ちょっとした臭いにも反応してしまう。

居酒屋に飲みに行けば、普通なら楽しい話をしながらつまみを食べて、美味しい酒を飲むのだろうが、食べている間にねずみの死骸が鼻を突き、楽しい会話も中断されてしまうのだ。

「臭うね」「うん」という会話になってしまい、せっかくの美味しいつまみもねずみ味になってしまう。

確かに、普通の人でもゴキブリが頻繁に出る家に住んでいると、どうもその臭いに敏感になってしまう。これがプロになると、ねずみの死骸だけではなく、汚水や下水の臭いにまで敏感になってしまうのだから気の毒だ。これではちっとも生活が落ち着かないだろう。

ソフトウェアの技術職の人は、人が会話していると、その会話をタイピングしてしまいたくなるというし、医療関係の仕事をしている人は、男性の腕を見ると点滴しやすいかチェックしてしまう。

サービス業で働く人は、お店で新商品を見つけると、JANコードをメモッてしまうのだから笑ってしまう。

ライフガードの仕事をする人は、小さな子供を見かけると「歩きなさい」と叫んでしまい、小売業で働く人は時間を聞かれたから教えてあげる。そこまではどこにでもありがちな話だが、「ご来店有難う御座いました」と言うのだからおかしい。

魚の生物学者の話も面白い。レストランでオーダーしたシーフード料理は、耳小骨を丁寧に取り除き、魚がオスかメスかと性別を調べてしまうのだ。まるで解剖のようだが、こんな彼氏と食事に出かけたら、なんだかムードが台無しになりそうだ。

荷物の配達ドライバーは、隣や前にいる運転手を疑ってしまい、コールセンターに勤める人は、基本、人見知りをしない。誰にでも気軽に話せるだなんて、なんとも羨ましい。

実に、職業病には色々なものがあると驚くが、なんだか自分にだけしかない特権のようにも感じて、優越感に浸れそうだ。

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