春風亭昇太は、長寿番組『笑点』の司会をこなす落語家だ。子供時代から落語を聞いては興味を持ったが、最初は気持ち悪いと思ったと言う。
それよりも、ブラスバンドの楽器演奏に興味を持ち、高校時代にはソフトボール部に入部してはライトやセカンドで活躍した。
大学時代には落語研究会に入り、本格的に落語を勉強することとなった。春風亭は23歳で春風亭柳昇に入門し、話しのテクニックを磨いた。大学2年生の時に全日本学生落語名人決定戦で優勝するほど成長する。
好物は、炙りトロや新子の握り。また、ホルモン焼きや納豆なども進んで食べる。さすが静岡っ子らしく、自家製のアジの開きやわさび漬けなどもよく食べているという。
いつも陽気で明るい人柄が素敵だが、実は涙もろい。きっとドキュメンタリーを1人で観ては、シクシクと泣いているのだろう。
自宅で半身浴をするようには見えないが、入りながら落語の稽古をするというのだから、なんとも真面目な人だ。
暑い時にはガンガンクーラーをかけそうだが、苦手。また、几帳面に見えるから掃除をこまめにしていそうだが、できないという。なんだか、器用に見えて、実はとても不器用な人らしい。
あれだけ口が達者な人にも関わらず、”冷蔵庫”と”洗濯機”という言葉を言い間違えるあたりは愛嬌だ。
確かに、見た目が昭和の感じがする春風亭は、昭和30年代の古いテレビやステレオを部屋に置いては、レコードを聴いて、1人の時間を楽しんでいる。
きっと、ブギウギ時代の美空ひばりや笠置シヅ子あたりを聴くのだろうと思いきや、中南米の音楽を聴いているというからズッコケてしまう。
その音楽の影響のためか、メキシコのマスクを集めるのが好き。しかも、プロレスラーが被るマスクを主に集めている。
これからの活躍が楽しみだ。