1500坪の敷地に住む苦労の演歌歌手!北島三郎は174頭もの馬を所有していた!

北島三郎

演歌一筋の北島三郎は、作詞や作曲、ドラマの俳優までこなせる日本を代表する演歌歌手だ。『函館の女』や『兄弟仁義』などのヒット曲も彼が生み出したものだ。

”サブちゃん”との愛称で呼ばれる北島は、苦労の人でもある。

冬は-20度以下にもなる極寒の地、北海道で産まれ育った。優秀な北海道函館西高等学校に通うことになるが、家計も厳しいというのに、勉強を学ばせたいと親は高校へと通わせた。しかし、その高校には片道3時間ほどもかかり、毎朝暗いうちから家を出て、帰りも暗くなってから帰宅することが多かった。

そのため、母は三郎に白米が入った弁当を2つ持たせた。人思いの彼は、高校時代には溺れた小学生を海から救助し、『函館新聞』に載ったこともある。

そんな北島が歌手になろうと決めたのは、『NHKのど自慢』という番組に出演したことがきっかけだった。惜しくも満点の鐘は鳴らなかったが、司会者から「上手だ」と歌声を褒められたことで『歌手の道』を選び、単身で東京を目指し、フェリーへと乗ったのだった。

”流し”をしながら渋谷で懸命にデビューを目指していたが、その頃に下宿していたアパートの娘と結婚した。1960年代はロカビリー全盛期でもあり、演歌ではなかなか売れず、売り込みに大変に苦労したという。

そんな苦労も実り、今では八王子に豪邸を構えるほどとなった。その豪邸の敷地はなんと1500坪もある。部屋の数は36部屋もある。敷地の中には立派なテニスコートやプールまで完備しているという。

それにしても、丸く綺麗に刈られた木が玄関からズラリと並ぶ様は圧巻だ。家はモダンなレンガ調で、屋根には煙突があるから、暖炉を置いた広い部屋があるのだろう。

それだけではなく、”馬主”でもある北島は、47年もの馬主歴があり、今までに所有した馬の数が174頭にもなる。

持って生まれた才能を上手く磨けば、実に豊かな人生を歩めるのだ。

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