乾燥剤が140万円!お年寄りを狙って強引に買わせて5億円を稼ぐ

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家に1人でいるときに限って勧誘が多いなと思うことはないだろうか。一時は押し売りも少なくなったと思ったが、いまだに強引な契約をさせる輩がいるとは驚く。

今回の事件では、2つの乾燥剤を140万円で売りつけるという手口だが、大抵の人は「んなことあるかい!」と相手にはしないだろう。でも、高齢者は一人でいることが多く、会話をする相手がいない。だから、人とたまに話すと嬉しくなり、嘘っぽい話も信じてしまうのではないか。

この押し売り容疑で逮捕された東京都町田市の社長・半澤容疑者は、そんなお年寄りの家を探し出し、巧みな話術で布団の乾燥剤を売りつける。

お年寄りはなかなか布団をクリーニングに出す機会もなく、掃除などもしないから、”無料で布団を掃除してあげる”と言われれば、容易に寝室に入れてしまのだろう。

掃除だけしてもらって「じゃあ、さよなら」とはなかなか言えない人の心理につけ込み、乾燥剤を強引に売りつけるのだから恐ろしい。

全国に被害者がおり、その数は1000人にも及ぶ。気になる売り上げは5億円だなんて、どんなやり手な男かと見てみれば、その風貌は実に厳つい。こんな男と部屋に2人きりなり、少し脅されれば契約してしまうだろう。

この押し売りには他にも高級羽根布団や床下に換気扇の設置、壁の塗装や太陽ソーラーなど実に様々なものがある。

2015年には高齢者に高級時計やバッグを売りつけて捕まった男がいたが、前に自分が勧誘に声を掛けられたことから押し売りを思いついたという。他にも女性の家を狙っては、パワーストーンを押し売って捕まった占い師までいる。

押し売りをする連中は売れた家にマークを付け、色々な業者に「売れる家」と広めるから、次から次へと押し売りに狙われてしまう。

その家に住む人は”押しに弱い”と思われるから悪質な業者につけ込まれるのだから、”断る強さ”を持つことが大事なのかもしれない。

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