『直虎』で家臣を演じる目のキラッとした小柄な俳優が矢本悠馬だ。
ドラマの中では、ワイドルさのある着こなしとヘアスタイルが印象的。
襲われそうになる直虎の前に立ちはだかり、刀で敵をバッサバッサと切り倒す直之が実に格好いい。
だが、あのヘアスタイルを解し、ドット柄の洋服に着替えると、なんとも可愛らしい姿に変身するのだからおかしい。
髪形はマッシュルームのようだし、カメラにはまるで女の子のような微笑を見せる。
まるで、勇ましさがなくなるのだ。
直之はプライドも高く、なかなか心を開かないところがある。
そんな役になりきるために、ガラリと気持ちを切り替えてはドラマに挑んでいるのだ。
そこら辺が、13歳から子役として数々のドラマに出演してきては演技を磨いてきた彼だからだろう。
過去には、まるで矢本を表現したようなタイトルのドラマ『てるてる家族』や映画『ぼくんち』に出ている。
おかしなことに、『ブスと野獣』というコメディタッチ満載のドラマにも選ばれるところが、妙に親近感がわく俳優だ。
子役時代は親に言われたから嫌々俳優をやったが、2011年からは自分自身が演技がしたいと思うようになり、俳優業にカムバックしたという。
俳優として仕事をしていて落ち込んだことはあるが、その役につきたくてもつけなかった役者が何人もいると思うと、「めちゃくちゃ気合が入った」のだ。
直之の演技はなかなかのものだが、それでも再スタートをきってからまだ6年目。
小学校1年生であるのだから、「今年からは役者として新たな気持ちで学んでいこう」と思っている。
と、真面目に語る矢本だが、やはり最後はアイドル好きな一面を語る。
矢本のお気に入りは「乃木坂46と欅坂46」で、その中でも衛藤美彩が大好き。
写真集を出すのが楽しみで待ち遠しいのだ。
ジッとしているよりも、1週間仕事をみっちり入れてもらった方が、すぐに日曜日がきて嬉しいという。
なぜかと言えば、この2つのグループが見れる番組を放送するから。
矢本悠馬 1990年8月31日 京都府出身 身長161cm 血液型AB型