シェール・ロイドは、黒髪が美しいイングランドのウスターシャー出身の歌手だ。歌手としての活動は2010年からで、オーディション番組で選ばれたことがきっかけ。
学校でパフォーミング・アーツを学びながら歌手としての活動もこなしていた。
結婚も早く、2013年には優しそうなクレイグ・モンクというヘアメイクアーティストと結婚している。
このクレイグと知り合ってからは、シェールは「凄く変わった」「穏やかな気分になった」と言っている。前はそんなに酷かったのかと驚くが、二十歳そこそこで丸くなったなんて、なんとも成熟した女性だ。
シェールが気になる人は『Sticks and Stones』や『Sorry I’m Late』を聴いてみて。
そんなシェールは、2012年にロックバンドが多数出るロック・フェスに参加したが、どうもアイドルに見られているようで、ロック好きの観客からブーイングを受け、尿の入った瓶を投げつけられてしまった。
海外では、どうもアイドルの地位はロックよりも低く、いくら歌が上手くても、いっぱしの歌手としては認められないようだ。
でも、シェールはアイドルらしからぬセクシーなダンスを見せるし、腕にも大きなタトゥを入れている。ここら辺はロックファンにも共通したところがあるのではないか。
どちらかと言えばロックよりもラップスタイルな曲とパフォーマンスが好き。生意気なダンスや表情を作ることが上手く、可愛さと小悪魔なところを取り入れている。
本国イギリスよりもアメリカのティーンの心を掴んでは離さないシェールは、シングルジャケットがとにかくおしゃれ。
レトロとポップ、ロックまでプラスした面白さを楽しめるところがいい。
「価値があるから聴いて」という『Sorry I’m Late』も発売となり、ますますこれからどんな活動を見せるか、楽しみな歌手の1人だ。