松岡修造の長女の恵が、宝塚音楽学校に入学した。
105期生となるこのタカラジェンヌは、26.1倍もの難関を突破し、見事、合格した。16歳から18歳までの40人の戦士達は、30日の合格発表の掲示板の前で喜んだ。
元プロテニス選手の松岡修造にスタイルもそっくりで、横顔も父親のようだ。
スレンダーで169cmと背も高く、袴姿が凛々しいとは、男役が似合うだろう。
驚くことに、松岡の父親は小林一三と言い、宝塚歌劇の創始者。
母親は元星組の男役で千波静。
恵は、そんな先祖の家系の血を引き継いでいる。
岩手県だけは除き、日本全国、海外からも女子が集まっては、1042人も受験した。
宝塚の入学式は4月18日で、その後はダンスや日本舞踊など舞台の基本を学ぶ。
恵が宝塚に入りたいと思ったのは、中学3年の時に『ファントム』という宝塚を見て、その魅力に惹き込まれたから。
『見てくださる方にすがすがしい気持ちになっていただけるようになりたい』と言う恵は、なんだか男役のトップスターになりそうだ。
父親の松岡修三は、「中途半端ではなく、本気でやりない」と娘にエールを送った。
女優の夏目雅子の宝塚で学ぶ姪が凄い美少女と話題となっているが、片岡愛之助の元彼女もタカラジェンヌであった。
君島十和子の長女の憂樹が2014年に宝塚に合格にしている。
そんな宝塚は、とにかく厳しいことで有名だ。廊下を歩いていて前から先輩が来た時には、廊下の隅で立ち、通り過ぎるまで待たなければならない。
ミスをした時には連帯責任とし、代表者がみなを引き連れて、先輩に謝らないと許してもらえないとか。
予科生に対しては特に厳しく、窓の拭き方にも決まりがあるし、歌う時の姿勢から並び方にも決まりがある。
電車に乗る時には最後尾に乗る。寮から学校に行く時には、2列に並んで歩く。
廊下の角を曲がる時には、直角に曲がる。
勝手に笑うと怒られる。
朝の4時に起きては始発に乗り、学校へと通う。
私服は黒かグレーでないとならいのだ。