芸能人は、とにかく金持ちが多いと誰もが分かっていることだから、得体のハッキリしない投資ファンドに目をつけられてしまうのが気の毒だ。
前にも怪しい会社の社員から「投資しないか」と高橋克典やココリコ遠藤等が誘われ、5,000万円以上ものお金を注ぎ込んでしまった。
今回の詐欺事件も30代以上のそこそこまとまった金のある年代が狙われているが、まさか、あの一流芸能人として番組を盛り立てていたGACKTが詐欺事件にハマってしまったとは驚く。
香だけで国産のブランド牛かを言い当てられるGACKTなのに、目の前でうさん臭いファンド運営会社の社長の話が本当かは見分けが出来なかった。
どうも、この投資ファンドは、『クエストキャピタルマネージメント』という投資コンサルタント会社で、2009年から2015年にかけて有名芸能人を含む金持ちをターゲットに、113億円もの出資をさせていたというのだ。
しっかりとした性格の江角マキコや強さのある布袋寅泰なども狙われた。更には『小僧寿し』が1億円も出資している。被害者は60人というのだが、1人当たり2億円もの出資額になるとすれば、かなりの高額だ。
驚くのは、目利き王のあのGACKTが1番この投資話を信じ込み、家まで売り、その金を投資に当ててしまったところだ。いくら『元本保証があり、毎月数%の配当を貰える」とは言っても、やはり怪しい香がする。
独自の高速コンピューターがあり、そのシステムが市場の今を読み、一瞬で自動判断をして儲かるタイミングで売買ができるとしても、家を売ってまで金を注ぎ込むだろうか。
この家は世田谷にあり、敷地は400平方メートルで地上4階の地下2階の立派なマンションだった。
渡した金は投資に当てられることもなく、高級車を買う金や夜の街で遊ぶ金に当てられてしまったという。
多くの被害者が警察に被害届は出しているが、殆どの金は使われているから、全てを回収できる見込みはない。
投資は自己責任ではあるが、同じ被害者が出ない為にも、騙した連中には、しっかりと罰を与えて欲しいものだ。