日本美人な樋口新葉は、2016年世界ジュニア選手権で見事3位にランクインしたスケーターだ。ガッチリした太ももでしっかり着地するから安定感がある。
2014年のバルセロナでは銅メダルを、2015年の世界ジュニア選手権では銅メダルを獲得。史上5人目となる3回転ルッツから3回転ループを見事成功させている。
11歳では全日本ジュニア選手権で7位にランクインし、メキメキとその腕を磨いた。
東京都出身で、日本橋女学館高等学校に通いながらスケートの技を磨く。50mを7秒1で走れるあたりは、やはり筋肉が発達しているのだろう。
なかなか古風な名前だが、親しい友達からは”バッチョ”という愛嬌のあるあだ名で呼ばれている。スケートは3歳の時に母親から勧められて始めた。
スピードがあり、5種類ものトリプルジャンプを跳べる。目標としているスケーターはキム・ヨナと安藤美姫。空中で長くジャンプして評価点を高くしたいと考えるのが樋口なのだ。
そんな樋口の特技は縄跳び。三重跳びまで飛べるが、これも、ジャンプを上手く飛べるようにする為の練習となるのだろう。
趣味は音楽と映画鑑賞。映画を観ながら自信のスケートを滑る時に流す音楽をチェックすることもあり、映画『ラ・カリファ』や『マスト・オブ・ゾロ』からヒントを得ることもあったようだ。樋口が滑る時に選ぶ曲は、『愛しみのチャルダッシュ』や『マンボー・ファンタジー』など、どこか大人びたところがある曲を選ぶ。
いつもは凛とした美しさのある女性だが、控え室ではカメラに向かって妙な顔をして見せたりと、ユーモア溢れるところがある。
女子初の4回転トーループに挑戦したり、東京オリンピックでは『金メダルをとりたい』と言うあたりは、野心に満ちた女性なのかもしれない。