ドラマ『家政夫はミタゾノ』で愛嬌のある家政婦の役を演じた清水富美加が、芸能界を引退すると意思を固めた。
女優の清水はNHKの番組の司会からドラマなど、次から次へと仕事が決まり、ここ数年で知名度がアップした売れっ子女優だ。
これからますます広い分野での仕事が増えるだろうと期待されていただけに、今回の芸能界の引退報告は多くの人を驚かせることとなった。
まだ清水が出演している番組のテレビ局は、いきなりの引退宣言に「寝耳に水」という。
清水本人から直筆のコメントが報道各局に届いたが、そこには「神のために生きたい」と書かれていた。
なんでも、芸能界活動を8年も続けてはきたが、仕事の内容に「心のおちつかない部分があり、しっかりとした生活が送れず、毎日ギリギリの状態でした」と書かれている。
この言葉からすると、自分の思っている内容ではない仕事ばかりで納得いかず、精神的に不安定になってしまい、『幸福の科学』という宗教に心の拠り所を見つけ、出家したと伝わる。
友達にもマネージャーにもいきなり出家すると伝えたらしく、驚いたマネージャーからは「やめてくれ」と言われている。
同じ事務所の内田理央は、「ニュースで知って驚いた」と言うあたりは、ほんとに突然の引退となってしまったようだ。
前々から『レプロエンタテイメント』事務所との金銭トラブル、待遇面、与えられる仕事などに清水は納得していなかった。
このレプロは、女優の能年玲奈と独立騒動でトラぶった事務所でもある。彼女もまた、この事務所の待遇の悪さが嫌になり、独立したのだった。
芸能界で8年も活躍してきた清水の給料は歩合制だった。下手をすると収入0という時もあったが、事務所はもっと売れてきた清水から金を取りたいと、給料制にすると言ってきた。
今まで1ヶ月間休みもなく働いてきた。1日の睡眠時間は3時間でボーナスもなし。
清水に与える仕事もいやらしい水着姿のグラビア撮影や天然ボケの役、しまいには人を食べてしまう役など精神的にも辛い仕事ばかり。
事務所から解放された清水は、宗教家・清水富美加として生きるとか。