1047連勝を達成した横綱の白鵬(はくほう)が、日本国籍を取得する意向を発表した。
日本国籍を取得することで、引退後も日本相撲協会に残り、親方として活躍出来るのだという。
モンゴルに帰って部屋を開き、親方にならず、日本に残っては親方になりたいと考えたのは、妻の紗代子が徳島県出身の日本人だからでもあるだろう。
4人の子供も日本で生まれ、育っている。
なら、白鵬が日本でずっと生活をした方がいいのだろう。
日本人の女性と結婚して10年以上は経っているから、国籍を取得するのも時間はかからないようだ。
東京オリンピックまで頑張ると言っていたが、あと3年で引退すると語った白鵬。
帰化せずに親方になるというのは特例だ。
だが、身長192cmの巨体に生まれながらの才能を持つ男なだけに、親方としても花を開かせることだろう。
好物は焼肉だが、納豆が好きと日本人っぽい。
趣味は読書やチェスと落ち着きがある。
相撲の他にもゴルフが好き。
父親は5年連続でモンゴル相撲で優勝しているし、レスリング重量級では銀メダルを獲得。
母親は外科医となんとも凄い親を持つ。
子供時代は馬に乗っては羊の世話をし、狼の襲来にも備える日々。
馬の乳から作った酒を飲むという、テレビでよく見る大草原で生きる子供であった。
その当時の名前はダワージャルガル。
そして、日本に来てからは一度もモンゴルに帰ることなく、小柄でどの部屋も受け入れてはくれずに泣いていた1人の少年を、解放的な宮城野部屋が受け入れ、ノビノビと稽古に励んだのであった。
だが、その稽古場では、とにかくひたすら食べ、牛乳を飲ませられたという。