浅田真央が4月10日、自身のブログで引退すると発表した。
ついこの間まで「ピョンヤンを目指したい」と言っていたばかりだと言うのにだ。
左膝の怪我が芳しくなく、なかなか思うような着地も出来ず、転倒が目立っていた。
26歳という身体は、スケート界では体力的にも衰えを感じる年齢でもあっただろう。
また、ソチオリンピックの頃から軽快さが低下しているようにも見える。
宮原や本郷などの若い選手の完璧な演技を見ると、時代が変ったと思ったようで、引退を決めたようだ。
そんな浅田は、毎日8時間近くも練習し、腰の痛みも悪化していた。
確かに、あの固いスケートのリンクに腰を強打する姿は本当に痛々しかった。
中学から高校と、ずっとピュアなイメージのままでいた浅田は、CMの商品イメージも考えて、やはり純粋な心と笑顔を絶やさなかった。
しかし、大人にそんなイメージを貫けと言っても、なかなか難しいだろう。
恋愛も駄目というプレッシャーも耐えられないのかもしれない。
26歳となり、色々なことにチャレンジしたいと思った時、やはりスケートを離れ、自分のやりたい道に進みたいと考えての決断だったのだろう。
元スケーターの織田信成が、「フィギュアに愛された天使」だったと浅田のことを例えた。
金メダリストの荒川静香も浅田のことを想い、「お疲れ様でした」とコメントした。
浅田の姉は、エキゾチックなコスプレの格好とメイクのままインタビューに答え、「お疲れ様でした」との言葉を送った。
時折、色々なことを思い出しては涙ぐむあたりが、愛する妹の苦労や辛さを考えてのことだろう。
浅田はストナリニやナザール、ストナ新CMなど、実に色々なCMに出ている。
これらのCMは流れるようだが、これからはメディアにあまり姿を現さないかもしれない。
少しアドリブの喋りが出来ないから、インタビューアにはなれないかもと噂されている。
出るとすれば、スケートの大会などのコメンテイターとして出るだろう。