大河ドラマで住職の南渓和尚の役を演じる小林薫は、『美の巨人たち』のナレーションを務めるナレーターでもある。
所属事務所はニコ・フィルム。
1951年9月4日に京都府京都市で生まれ、京都府立洛東高等学校を卒業した。
小林薫だなんて、なんとも芸名のような名前だが、本名。
どこか舞台役者にも感じる小林は、20代の頃は、唐十郎が率いる状況劇場で頑張っていた。
唐十郎は、小林の演技の才能を見抜いていた。
だから、退団してしまうと知った時、とても悲しんだという。
その後、俳優として中居正広とドラマ『ナニワ金融道』で共演。
吉岡秀隆とは『Dr.コトー』で、伊丹監督作品の映画『お葬式』、日本を代表する宮崎作品の『もののけ姫』で声優として活躍した。
身長は、この年齢にして175cmと大柄だ。
だからだろうか、どうもセーターやチノパンをサラリと着こなしてしまうところがある。
大河ドラマでは、坊主の役を演じているが、童顔なところがあるから、若く見える。
プライベートでは、宝塚の女役のような美人の中村久美と1984年に結婚したが、10年ほどで離婚している。
どうも、中村に子供が出来ないことが離婚理由のようだ。
その14年後、小梅という変わった名前の女性と再婚。
この小梅もまた、知的でエレガントさのある女性だ。
遠くから見ると、壇れいを地味にした感じ。
22歳差があるとは驚く。
出会いのきっかけは、ドラマ『私立探偵 濱マイク』。
60歳で授かった、孫ほども離れている長男に小林はゾッコン。
若い妻と元気な子供に負けてられないと、ジムに行っては、筋トレをしているという。
それにしても、『洗濯機は俺にまかせろ』だの『十八歳、海へ』『野獣刑事』というユニークなタイトルの映画に出演しているとは、若い時の小林は個性的な役者だったのだろう。
気になる趣味だが、「役者は趣味なんて持たなくていい」と格好良くキメるが、パチンコや競馬、ゴルフが大好き♪
日本中央競馬会と親密であるのも、馬主だからだろう。