世界の歌姫ことホイットニー・ヒューストンはドラッグのしすぎで衰えが激しく、とても50歳には見えない老婆のような顔に世界中の人々が驚いた。
80年代は誰よりも肌にハリがあり、完璧なまでの美貌はトップ女優をも嫉妬させたものだ。
更に歌は上手く、プロポーションも抜群。挙句の果てには演技もできるときたのだから嫉妬する女性は多かった。
そんなホイットニーは、90年代にブレイクしたラッパーのボビー・ブラウンと結婚し、1人娘を産んだ。
豪邸に住み、愛する男との結婚生活は苦労して売れた歌姫を幸せに包んだ。
しかし、このボビーはかなりのドラックマニア。愛する妻にもその味を覚えさせ、薬物中毒にさせてしまう。
夫の暴力や浮気などにも悩まされたホイットニーは離婚し、最後は風呂の中で溺れて亡くなってしまった。
残された愛娘は一人っ子で、妻側に引き取られたから父親には甘えられなかったようだ。
でも、彼氏を作り、楽しい生活を送っていたのだが、別れる、別れないを繰り返し、精神的にも傷ついてしまった。
母親の死、彼氏との別れが酷く娘ボビィ・クリスティーナをおかしくし、ドラッグに走らせてしまう。
その後、義理の兄というニック・ゴードンと結婚した。この二人は血のつながりはないが、ホイットニーが実の息子のように可愛がって育てていたから、家族とも言っていいだろう。
その娘クリスティーナが、2016年2月に自宅のバスルームで倒れ、病院に運ばれた。意識不明の状態で人工呼吸器を付けられてから5ヶ月後、息を引き取った。
22歳の若さであった。
母親は薬物依存症で耳が聞こえなくなることもあった。
どうも、歌手は耳が聞こえなくなる人が多いが、それでも遺産が16億円もあるというのだから驚きだ。
しかし、娘が亡くなった今、その財産は義理の息子に渡るのだろう。
それにしても、母は財産を娘が21歳、25歳、30歳になったら渡すという個性的な遺産相続の方法を考えたものだ。きっと、一度に渡すと全部使ってしまうからと心配してのことなのだろう。