2016年の紅白で真っ黒なワンピースに身を包み、観客側のスペースから『薔薇のように咲いて 桜のように散って』を魅力たっぷりに歌い上げたベテランJ-POP歌手の松田聖子は実に良かった。
いつもの明るい雰囲気とは違い、落ち着いた雰囲気にしっとりした歌声は聴く人々を魅了した。
この曲は2016年にリリースしたもので、XジャパンのYOSHIKIが作詞・作曲したことで話題となった。
ステージにはシースルーの珍しいグランドピアノを、これまた魅惑的に弾くYOSHIKIの姿があり、華を添えた。
本当に松田という歌手はバラードが上手い人で、伸びのある声と気持ちのこもった歌声は人々の胸を熱くする。
YOSHIKIの大好きな赤い薔薇と、歌詞の語尾が高く上がるところが、作曲家の個性を感じさせるところだった。
どこか懐かしさを感じる『ルリラー ルルリラー』という歌詞が特徴的だが、『I miss you』という歌詞もまた、人を想う刹那さと愛しさを感じられるYOSHIKIなりの気持ちの表し方なのだろう。
どこか40代、50代の大人の恋愛感を出す歌詞であったが、若い世代でもすんなりと聴けるメロディーが、幅広い年代の女性の心を捉えたのではないか。
こういった愛の歌を感情を込めて歌えるのも、色々な恋愛をしてきた松田だからこそ。
そんな松田聖子の過去に噂となった男に、ジャニーズの田原俊彦がいる。番組での共演が多く、恋人役でCMにも出ていたことから、噂となった。
2016年の紅白でも共演した7歳年上の郷ひろみとは本気だったが、売れっ子同士の恋愛はタブーとされていたから、周りに強引に別れさせられたとか。
その後、傷ついた心を癒すかのように、神田正輝と結婚する。ところが、松田は離婚する。
この頃、ニューヨークで知り合ったジェフ・ニコルスという白人男性と恋に落ちるのだった。
しかし、その関係も長くは続かず、ラテン系のような濃い顔のバックダンサーのアランとも恋愛を楽しみ、歯科医の波多野浩之とビビビッと出会って2カ月で結婚。そして離婚する。
ミュージシャンの原田真二や11歳年下の整体師である河田将道との恋愛を楽しみ、慶応大学准教授の歯科医である河奈裕正と3度目の結婚した。
パッと見て、松田のタイプは黒髪でキリッとした知的な顔の男性が好みのようだ。