杏と東出昌大の夫婦は、いつも仲良く外を散歩する姿が話題となっていた。子供が生まれる前からこの二人はおしゃれな愛犬を連れて散歩していたが、これがちょっとしたデートになっていたようだ。
近頃は双子を乳母車に乗せて散歩する姿もあり、何かと話題となっている。それは、高級なベビーカーではなく、懐かしい響きのする乳母車に乗せているからだ。
おしゃれな二人があえてこの乳母車に子供を乗せるのは、どうも訳があるようだ。
この乳母車は『東京乳母車』で製造しているもので、『プスプス』という名の商品。価格は13万円もする高級品で、車高がある。身長が170cmほどもある杏と、190cmの東出には、やはり車高がある方が子供を乗せ易いのだろう。
また、大きなタイヤが4つ付いているから、走行も安定している。子供を横に寝かせる体勢で乗せれるから、赤ちゃんの体にも負担が少なくてすむ。
見た目はヨーロピアンスタイルの籠タイプで、とってもおしゃれ。大きめだから、双子を乗せるにも最適。
「やっぱうちの子はかわいいと思います」と親バカぶりを見せるおしゃれな東出は、本当に子煩悩だなと感じる。
そんな二人の愛の巣は、都内にある2層構造マンション。メゾネットタイプだから部屋がとても広い。
その愛の巣からは、時折「ハッ、ハッ」という声が聞こえていたという。きっと、妊娠していた杏が出産しやすいように、夫も一緒になって少しでも楽になる息の出し方などを練習していたのではないか。
そう思ったら、東出が剣道の練習をしている時の声だった。小学1年の頃から習っており、なんと、3段の腕前を持つ。
室内でも熱心に剣道の素振りをするなんて、どうも真面目な性格だ。
それにしても、マンション中に響くその声を迷惑だなんて思わないのだから、このマンションの住人は実に寛大な人達だと思う。