11月6日から始まるフランスからスタートする『世界一周』に、唯一アジア人選手として白石康次郎が参加する。
この一周は世界でも1番過酷であり、半数の参加者が途中で辞退してしまう。中には行方不明者や死者なども出るというのだから驚いてしまう。
この大会は、80日間も単独で世界を1周をするのだが、たとえ海の上でヨットに穴が開こうが、エンジンが故障してストップしようが、修復することはできない。
転覆しそうになればそれまで。台風がきても乗り越え、大波がきても乗り越えなければならない。お風呂などはないから、ヨットの上で裸になり、海の水で身体を洗う。
食事はレースが始まる前に乗せておいたもののみで、補給などもできない。燃料が無くなってもどこの国にも寄ることはできないから、無くなれば走れなくなり、そこで終わり。
この大会のために、白石は10年間も構想を重ね、資金集めも精を出してきた白石は、ヨットを買うために1億円もの資金を集めたという。そのヨットは運転するスペースと1畳ほどの場所で寝たり、食事をする。
本当に狭いスペースで80日間も生活をしなければならないのだから、本当に大変だ。怖いのは、燃料切れだけではない。大きな鯨にヨットが当たることで転覆してしまうこと。近年は鯨と出会うことが多くなり、ヒヤッとする場面が増えているという。
この海洋冒険家の白石廉次郎という男は、25歳の時にも単独無寄港世界一周にトライしている。それから25年もの歳月が流れ、またレースにトライできるチャンスを掴んだ。
海が大好きだから、神奈川県立海洋科学高等学校に通った。船乗りを目指しては学び、ヨットに乗って世界一周にトライした多田雄幸に弟子入りをした。
人生を海に捧げる白石は、このレースでどんな活躍をするのか期待したい。