26日、女優の高畑淳子は午前9時から多くの報道陣の前に立ち、息子の高畑裕太容疑者の逮捕について、記者からの全ての質問に1つ1つ丁寧に答えた。
当初は40分程度の会見となるはずだったが、本人の意向により、1時間以上もの長い会見となった。時折、声を詰まらせたり、涙ぐむことはあったが、そこは彼女の根性と気合で乗り切ったようにも見える。
自分が産んで育てた息子の犯してしまった犯罪にも関わらず、母親として報道陣の前に立ち、息子の過ちを代わりに謝罪した。
「極力、自分の言葉で」と記者からの質問に答えることを選んだことがテレビを観ている人や記者にも好感を与えることになり、この謝罪会見で高畑親子への不信感や嫌悪感を少しは拭えたようにも見える。
高畑淳子は裕太を生んですぐに夫と離婚し、女手1つで息子を育てた。しかし、男親がいないだけに、息子を上手くしつけられないこともあったろう。
物事の分別を男親なら身を持って息子に教えられるが、女親はなかなかそういったことが難しいこともある。いかにシングルマザーで子供を育てることが大変かが、この高畑を見ると分かる。
高齢出産であったために、目の中に入れても痛くないほど我が子を溺愛してしまったのも、裕太を感情の抑えられない大人にしてしまったのかもしれない。
会見では、息子に注意した言葉がどうもまだ小学生の子供に説教しているような言葉に聞こえる。彼女の中では、いつまでも息子は子供のままで時が止まっているようにも見えた。
高畑は、今度の芸能活動については決まっていた舞台を今年いっぱいやり遂げ、来年以降の活動は自粛するようだ。
ある教授は彼女の会見での言葉が「芝居のようなセリフ」と聞こえたようだが、女優であるし、冷静に話すにはどうしてもこういったセリフになってしまったのだろう。
この親子の今後が気になる。